かつて多くの建築物に使用されていた素材としてアスベストがありますが、これは人体に影響を与えることが分かったことから現代では規制対象になっています。ただ、築年数が経過している建築物にはアスベストが使用されている可能性が高いので、解体工事を行う前に調査が必要不可欠です。事前調査を行うことで、解体工事のコストが高くなるわけですから中古住宅を購入する場合などではアスベストが使用されていないことが確証している方が安心に繋がると考える人も多いことでしょう。なお、アスベストの事前調査は解体業者が実施するもので、解体業者は図面や現地で調べてそれを発注者側に書面を使い報告する流れで行われます。

目視で完了できないものについてはサンプルを採取して含有量についての分析が行われます。仮に、分析結果で含有率が0.1%を超えている場合は規制の対象となります。除去に要する費用は解体業者により異なりますが、国土交通省の公式サイトでは処理面積に応じておおよその相場を公開しているので参考にされると良いでしょう。ちなみに、処理面積が小さくなるほど費用が逆に大きくなりますが、国土交通省の公式サイトでは300平米以下での除去費用は1平米あたり2万円~8.5万円、300平米以上1、000平米以下は1平米あたり1.5万円~4.5万円が相場としています。

この情報は、2007年1月から12月までの期間内での施工実績データを基にして計算された除去単科になります。

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