昔のボイラーや蒸気などの配管の保温材、スレート屋根の材料として、アスベストが多く使われてきました。但しその後の研究でアスベストを吸い込むと、肺に蓄積して傷つけ肺気腫のなる危険があります。このため現在では生産が禁止され使用されていませんが、問題は現在使われている設備を撤去する場合に飛散する恐れがあることです。外観ではアスベストが含有しているかわからないため、事前に調査する事が重要です。

調査せずに保温材を解体撤去すると、周辺の広範囲に飛散防止して地域住民の方々の身に危険を及ぼし、最悪法律で罰せられます。このため古いボイラーやスレート屋根などを撤去する場合は専門業者に依頼し、撤去前に調査して下さい。調査する事の結果、アスベストが含まれていることが判明した場合、特別な工法で撤去する事と保健所にも届け出が必要となるため、実績のある解体業者を選ぶことが重要です。アスベストの除去方法は幾つかありますが、ブローバック工法が有名です。

保温材を透明の袋で完全に多い、中を大気圧より低くしてから、防護服に身を包んだ作業員が除去していきます。除去後も他の解体物とは分けて保管し、専門の産業廃棄物処分業者にて引き取って貰います適切に処分しましょう。場合によっては保健所の立ち入りもありますので、説明できるよう資料の準備をして下さい。事前の調査費用は1検体で10万円前後となり、結果がでるまでは約10日間程度かかります。

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