2022年4月1日からアスベストの調査報告が義務化され、一定規模以上の建物の解体やリフォームなどを行う際にはどんな建材が使用されているのか報告書を作成する必要があります。アスベストは優れた耐久性を持ちながらも耐火性や防音性なども高く、主に公共施設などで積極的に使用されていた時代がありました。しかし、後にその粉塵が健康に影響することが判明し、現在では生産も使用も禁止されています。その一方で当時の建物は今も残されており、解体やリフォームを行い際に発覚するのがしばしば問題になっていました。

そのような問題を解決するために調査報告書の提出が義務付けられました。まずは当時施工を担当した企業などに問い合わせをしたり、使用した建材の納品書などを調査してアスベストの有無を確定しますが、築年数が長い場合や当時の書類が保存期間を遥かに経過して破棄されていたり、担当した企業が倒産しているなどの理由から調査が頓挫してしまう場合があります。そんな時に行うのがアスベスト検査で、使用されている建材を見極めることが可能です。建物からサンプルを採取して専門の分析機関に送付し、X線による検査など実施して含有されている成分が解析されます。

ここでアスベストであると確定された場合には報告書に記載され、その後の施策に役立てられます。調査だけでは調べきれなかった場合でも検査を行うことでそれが何であるのかを判定することが可能となり、多くの人々の安心安全に役立てられています。アスベストの検査のことならこちら

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