現代は老朽化したマンションが非常に問題になって居ます。いまだかつて日本では、築年数50年や60年を経過したマンションは見受けられず、老朽化が進んでマンションが倒壊しないかなどの問題をしっかり把握している人は誰も居ません。ただ昭和の高度成長期に建設されたマンションは、現代の耐震基準を満たしていないことも多く、老朽化も相まって解体しなければならないことがほとんどです。ただし解体は思い付きですぐに着手できるものではなく、ある調査分析を必ず実施してからでしか着手することはできません。
そのある調査分析とはアスベスト調査を指します。高度成長期には石綿、つまりアスベストを大量に吹き付けた建材がたくさん使われており、天井や壁、床にはアスベストが眠って居ます。これが解体時に飛散し、多くの人の健康被害を及ぼす可能性があり、必ず事前に調査分析しなければならないことが義務づけられています。アスベストの調査分析は、一時期必ず訪問でしかできないと言うものでした。
ところが現代では検体を一部採取して、袋に詰めてそれを検査業者に郵送するだけで、精度の高い調査を行ってくれるのです。訂正や定量分析を偏光顕微鏡やＸ線で行います。一種感もすれば調査報告書がまとめられ、手元に届く仕組みとなって居ます。ただし濃度を測定するにはやはり法も調査を受けなければなりません。
解体して新たに建て替えた後も、アスベスト濃度を調べ、人体に悪影響が無いかをクリアにすべきです。